備えあれば憂いなし!沖縄人の台風対策教えます
投稿日:2019.10.27
今年は台風や水害に見舞われた地域が多かったですね。
台風の直接的な被害はなかった広島ですが、大雨による避難指示や緊急避難のアラームにヒヤヒヤした方もいらっしゃったのではないでしょうか。
「今年最強クラス」と言われた台風19号や、その後の台風21号の影響で大雨が降った地域もありました。
台風の直撃はなかなかない広島ですが、私が広島に住んでいる中で、それゆえ、台風・水害に対する対策でちょっと気になる部分がいくつかあります。
そこで台風が毎年のように直撃する沖縄県人の私がその経験に基づいた工夫、対策をご紹介したいと思います。
台風は、「これから台風が来ますよ」と天気予報で報道されますので、事前に準備ができるのです。
当然ですが、台風が近づいてきたら、絶対に外出しない、出勤しない、させない。これは、最近それぞれの企業でも安全管理がされ始めましたから良い傾向ですね。
そのほか、私がこれまでの経験からしている台風対策をご紹介しておきます。
沖縄では、台風が来ると長時間停電することが多々あります。記憶に新しいのは昨年の台風24号。
秋の台風は大型で勢力が強いのが特徴です。沖縄本島と、その周辺の島では最大瞬間風速が50メートルを超えるという猛烈な風が吹き、25万世帯が停電しました。
備えあれば、憂いなし!停電対策の基本はこちら
1:携帯電話は充電満タン!
停電時だけではないのですが、予測できる災害に備えるという意味で、携帯電話の充電はフルにしておくと良いです。
あれば、予備のバッテリーも充電しておきましょう。
2:車のガソリンも満タンに!
昨年の水害の経験から、公共交通機関が止まってしまったり、災害直後のガソリンスタンドの渋滞も記憶に新しいところです。車のガソリンを満タンにしておくと、しばらくは大丈夫です。
3:懐中電灯を準備
普段使わない懐中電灯ですが、置き場所の確認はもちろん、電池が入っているかどうか、ちゃんと動くかどうか・・・確認しておきましょう。
4:風呂桶に水を貯めておく
生活用水が足りなくなるのを防ぐためにも風呂桶にいっぱいの水を貯めておくと良いです。
停電の余波などで、ポンプが動かず、水のタンク(沖縄の家には屋上にタンクを置いてあります)が空になってしまうこともあるので、できるだけお水は貯めておくと良いでしょう。
また、私は、停電で、エアコンがつかない、お風呂に入れないという苦い経験がありますのでボディーシートを準備する習慣がつきました。避難用の防災バッグにもボディーシートやウェットティッシュが入っています。
5:調理不要の食料と飲料水を準備
「調理不要」がポイントです。台風が近づくとカップラーメンが飛ぶように売れるのを見ることがあるのですが、これ、あまりお勧めではありません。お湯の準備ができる環境ならいいのですが、オール電化住宅で、お湯が準備できない!!ということに気がつくことがあるようです。
オススメは、おにぎりをあらかじめ作って置いたり、袋に入ったパンなど調理せず、直接手を触れなくても良い食べ物です。
また、牛乳や、卵などの腐りやすいものを先に消費しておくという意味で、ホットケーキを焼いておくというのは私の母の知恵です。
暴風に対する対策は?
1:外に置いてあるものは全て中に入れましょう
外履きのスリッパ、植木鉢はよく気がつくのですが、ハンガーや、子供のおもちゃなども中に入れましょう。暴風で飛び回って窓を破壊することがあります。
2:車の台風対策
車は横風で意外と簡単に転がっていきます。特に軽自動車や、ハイト系の自動車です。
車の中にポリタンクやペットボトルに水を入れたりして床に置き、重心を下げて重くしておきます。台風の風速にもよりますが、後部座席の足元を中心に100kg程度あると良いとされています。
3:窓ガラスの補強
強い風に煽られて飛んできたものでガラス窓が破壊されることがあります。雨戸がある家では、雨戸を閉めたり、ガムテープで補強したりというのはよく聞くと思いますが、沖縄の実家は畳を立てかけて補強します。
お子様がいるご家庭では?
1:お風呂は先に済ませておく
台風が来て、停電してしまったら、しばらくお風呂に入れないかもしれません。いよいよ危なそうだ・・・となったら、お風呂を済ませておくと良いです。
2:おもちゃや本の準備を
最近はテレビやゲームで遊ぶことが多くなりましたが、停電してしまったら、電気が使えない!ということはスマホもタブレットも無駄な電力消費を避けなければいけなくなります。そんな時にゲームで電力消費したくはないですよね。そんな時のために絵本や、モンテッソーリ系の積み木などのおもちゃを用意しておきます。
いかがでしたでしょうか。最近、「台風や水害の被害甚大になる恐れがある」と度々テレビで報道されていますが、具体的な台風対策についてはまだ浸透していないのではないかと思い、沖縄県民の経験と工夫を書いてみました。経験したことがなければ対策もしにくいものです。
ぜひご参考にしていただければと思います。
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