日本で広島だけ!24時間いつでも買えるピザ自動販売機
投稿日:2020.03.17
広島県の自動販売機といえば、魚入りのダシが売られていたり、みかんや卵、麺類やスナック菓子などユニークな自動販売機が色々とありますよね。
焼きたてピザが買えるというピザ自動販売機が広島市中心部の「袋町公園」そばに登場したという噂を聞いて行ってきました。
2019年の夏に設置された「Pizza SELF(ピザセルフ)」。
24時間いつでもピザを購入できる自動販売機は日本で広島だけだそうです。
実はこの自販機、もともとはTSUTAYA楠木店(広島市西区)の敷地内にて設置されていたのですが、人通りの多い市街地へ移動したんだとか。
袋町焔心の反対の入り口付近。袋町公園前の目の前にありました。
白い自動販売機に緑と赤のラインが入っており、美味しそうな焼きたてピザのデザインが。
ドリンクの自動販売機と比べると一回り大きいサイズでした。
自動販売機にはピザについての詳しい説明が書かれていましたよ。
●メニュー
マルゲリータ ¥980
チーズピザ ¥1,280
自動販売機のピザの買い方
ステップ1.
ドリンクの自動販売機では先にお金を投入しますが、ピザの自動販売機では先にメニューから選択。
ステップ2.
食べたいピザの種類を選択。今回私は4種チーズを選びました。
タッチでメニューを選ぶと、次はお金を投入。
ステップ3.
お金を入れると、石窯でピザを焼いているイメージ写真が表示され、ピザの調理がスタート!
その間、焼き上がりまでの数秒がカウントダウンで表示されます。
※お釣りはピザが焼きあがった後に出てきます。
ステップ4.
3分待ちます。
普段自動販売機に3分も待たされることがないので、その3分が長く感じました。
ステップ5.
ピザのいい匂いがしてきました。
下の方で音がしたなと思ったら、美味しそうなピザがそのまま出てきました。
熱々の焼きたて!お腹が空いていたので早く食べたくなりました。
ピザ自動販売機。お味はどうなの?
こちらが、自販機が焼いてくれた4種チーズ。
チーズの香りが食欲をそそります。
箱の底に蓋がついていたので持ち帰りの際も安心ですよね。
出てきたピザはカットしてなかったのでどうやって食べようかなと思っていると・・・
見つけました。どうやらここからピザカッターが出てくるようです。
袋に入れて持って帰りました♪
本当に自販機が焼いてくれたの?!と思うほどクオリティーが高かったです。
チーズがかなり濃厚でしたのでチーズ好きにはたまらないですね。
ピザ窯のように超高温なのに短時間で出てくる本格ピザ。
ただ、本当にアッツアツなので猫舌の方はお気をつけくださいね!
次回はタバスコを持参します(笑)
春にはここでピザを買って、お花見をするのも良さそうですね。
「深夜に温かいピザを食べたかった」と語る発案者の谷口社長
10カ月で1万2千枚売り上げたという自販機のピザ。日本だけでなくアジア初の事業なんだとか。
「深夜に温かいピザを食べたかった」という思いから設置されたというイーラインの谷口社長。
谷口社長は広島市内の運送会社の3代目としてトラックに乗ることも多かったそうです。
でも仕事が終わるのはピザ宅配店も閉まっている時間。
そんな時にYouTubeで目にしたというピザ自販機がここにもあったらなあ・・・と考えたそうです。
自動販売機のピザは風味や食感にこだわっていて、メニューによって焼き加減を変えるんだとか。
そして本業の物流ネットワークを使って冷凍配送ができる強みもここで生かされています。
ピザ自動販売機には1種類42枚、計84枚までストックでき、在庫はデータで管理し、2~3日ごとに補充しているそう。
現在、国内の食品メーカーと共同で新たなメニュー開発を進めていて、今後は10種類まで増やす予定だそうですよ。
また、自動販売機の精度も高め、湿度や気温、ピザ投入時およびオーブンの中の温度などをAI管理していくとのこと。
今後ますます楽しみですね!
世界中の面白い自販機
ピザ自動販売機のようにユニークな自動販売機はどういったものがあるのでしょうか?
気になったので世界中の変わった自販機を探してみました。
●生活必需品の自販機 @イギリス クリントン
イギリス、クリフトンに設置されている生活必需品の自販機。
パンや、牛乳、卵、トイレ用品、ペットフードなどの生活必需品を置いています。
自然災害などの緊急事態にもこれがあればかなり助かりますよね。
●金自販機 @NY / ラスベガス / ドバイ
金のATMで、現金の代わりに金が出て来る自販機。
ここには資金の洗い替えや強盗対策がなされているので防犯面でも安心です。
ニューヨークやラスベガス、ドバイなどに設置されているので見つけたら使ってみられてはいかがでしょうか。
●ジーンズ自販機 @アメリカ
イタリアブランド製ジーンズの自販機。
破れてしまったり雨で濡れてしまったときなどにささっと買えるのは便利ですね。
●サラダ自販機 @アメリカ シカゴ
瓶詰めされた新鮮なサラダがいつでも購入できます。
値段は上の写真の内容量で700円ほど。
その他ツナ200円、サーモン400円などが別売りで一緒に販売されているので忙しい朝にぴったりですね。
●文房具自販機 @アメリカ
アメリカの大学に設置されている文房具自販機。
文房具を忘れた時やノートを買いに行く時間がない人に便利ですね。
●ワイン自販機 @アメリカ ペンシルバニア州
ビールの自販機はあるのに、なぜワインの自販機は無いの?というアメリカの人々の要望に応えて、2010年にアメリカペンシルバニア州に設置されたそうです。
●コンビニ自販機
コンビニ自体が自動販売機になっており、大概のものはそろえられるそうです。
こちらも生活必需品の自販機と同じように、緊急事態に活躍しそうですね。
●牛乳自販機 @ヨーロッパ
新鮮なミルクを、牛の鳴き声とともに提供してくれるミルクの自販機。
ヨーロッパでは、かなり普及しているそうですよ。
●キャビア自販機 @ロサンゼルス
正装をしたり、レストランの予約をしたりすることなくグルメを楽しめるのは便利ですよね。
値段は量で変わり、500円から5万円なんだとか。
気負いせずにキャビアを食べれるのは嬉しいですよね。
●バケット(パン)自販機 @フランス
フランス人のパン屋であるジーン・ルイス氏は、店が閉まっているのに四六時中お客さんがドアを叩いて、パンを売って欲しいとやって来るのにうんざりしていたとのこと(笑)
そこで彼は、この自販機を設置して、いつでも美味しいパンがお客さんの手に入るようにしたのだそうです。
24時間いつでもピザを食べたいという思いから作られたピザ自販機と似ていますね。
●ギターの弦自販機 @アメリカ オレゴン州
個人的に一番驚いたのがこちらの自販機。
アメリカの人々はギターを弾く文化があるからこそ、需要があるのかなと思いました。
ギターの弦だけではなく、ピックやドラムスティックも販売しているそうですよ。
世界にはいろんな種類の自販機があるのですね!
日本で広島だけにあるピザの自販機、みなさんも行ってみて下さいね♪
自動販売機は緊急事態に最適
今回のコロナ騒動で「スーパーなどの人混みに行くのが怖い」という方や「もし従業員である私がコロナに感染してしまったらスーパーの売り上げに大きく支障が出てしまう。アルコール消毒などの予防に気を付けてはいるけどプレッシャーがすごい」という声もあります。
そんな時に生活必需品の自販機があればかなり便利なのではないでしょうか?
「自販機で大量買いする人がいるかも・・・」と心配されるかもしれませんが、自販機使用カードやAIシステムの導入、防犯カメラなどを設置することにより、ルールを決めて使えば防犯面でも安心でき、緊急事態にはかなり助かるのではないかなと思いました。