お好み焼きといえばここ!薬研堀 八昌
投稿日:2020.03.04
広島風お好み焼きは、今や広島だけでなく全国的にも有名ですよね。
中でも圧倒的な知名度を誇る薬研堀 八昌。
私は大阪出身ですが、この間初めてここのお好み焼きを食べて以来、やみつきになりました。
開店前に行列が・・・!
いつもオープン前に人が並んでるよ〜と噂で聞いていたので少し早めに行きました。
16時に開店ということで、15時半には着いていたのですが、30分前なのに既に列ができていてビックリ!
中はコの字形の大きな鉄板カウンターと、奥には座席がありました。
メインのお好み焼き。
1番人気は中華そば、豚肉、玉子入りのシンプルなそば肉玉(864円)を頼みました。
出来上がるまでの一連の流れが見れて、店員さんが手際よく焼いてくれるのを見ているだけでも楽しかったです。
キャベツが甘い・・・!!!
初めて食べる広島風お好み焼きが八昌でよかった~と思いました。
牡蠣バター焼きを注文。
調理している様子を目の前で見ることができるので臨場感たっぷり!
味は少し濃いめのバターがきいていて空腹時にはたまらなかったです。
牛タンも注文。
最後までアツアツで食べられる上に、鉄板で「ジュ~ッ」と炒める音や匂いが食欲を刺激しました。
食べ物は五感で味わうもの、と言いますが五感をフル活用して楽しめました。
ー八昌に行った方の声ー
いつ来ても行列が絶えないお店です。観光客だけでなく地元民にも愛されている証拠だと思います。キャベツたっぷりでボリューミーなここのお好み焼きが大好きです。
16時開店。列が出来始めたのは15:22頃から。3月16日に来店。絶品だったのが冬季限定メニューの牡蠣のバター焼き。これは旨い!僕が頼んだら頼まないお客さんがいない程のオーダー率だった。
初めての広島旅行、並ぶの覚悟で有名な八昌へ。春休み中、土曜日ということで、18時に並んで入店したのは19時半、すぐに注文しましたが、食べれたのは20時近くでした。お腹ペコペコだったのもあり、初めての本場の広島焼き、そばがパリッと焼かれ、小麦粉の薄い皮の部分がとても美味しかったです。
広島焼きの超有名店!
繁華街に位置する場所ではあるが、こんな場所にお好み焼き屋があるのか…と思っていると、突然、人の列があり八昌があります。
席に着くまでに1時間ほどまちましたが
待って良かったですね!
お好み焼きはボリュームが多く食べきれるのかと疑問でしたが、非常に美味しく、味の加減も濃すぎず、最後まで美味しく味わって食べることができました。
並ぶ価値あるので気になる方は行ってみて下さい~!
まずかなり並びますが、それだけのことはありました。 お好み焼きだけではなく、ホルモンやおつまみ系も最高です。 奥には広い座敷もありゆったりと食事できました。 広島の鉄板焼きの良さを改めて実感できました。 次回は早めに並んでみます。
数あるお好み焼き屋でも上位に位置するこちら。
お弟子さんが独立されたりで、関東でも食せる今でも、全国からのお客さんが絶えない有名店。
以前に比べると観光地化したものの、奢らない変わらぬ美味さには惚れ惚れ。
まだまだ上位互換のお店があると聞く。広島のハイレベルなお好み焼きは素晴らしい。
ーTripadvisor 口コミより
広島風お好み焼と他のお好み焼きの違いってなに?
まずはじめに、お好み焼には広島風・大阪風・東京風(もんじゃ焼)の3種類があります。
(※もちろんこの中でも味付けや具材の違いなど地方によっても様々なので一概には言えません)
広島風が他の2カ所のお好み焼と大きく違う点は、焼き方が重ね焼きだということです。
大阪風や東京のもんじゃ焼の混ぜ焼きと広島風お好み焼きを比較すると、まるで別物だと言えますね。
広島風だけが完全に違うルーツで生まれているようです。
どんなルーツで生まれたの?
混ぜ焼きとは違うお好み焼き。
そのルーツは「一銭洋食」が元になっているという説があります。
一銭洋食は京都で生まれたお好み焼。
京都生まれのこのお好み焼は、広島風と同じように生地を薄く丸く焼き、粉ガツオやネギ、とろろ昆布等を乗せて半分に折ってソースをかけた物。
具がたくさんあってボリューミーな広島風お好み焼きと比べるとかなりシンプルですよね。
ただ焼き方がとてもよく似ています。
広島でも昭和初期には駄菓子屋で一銭洋食が販売されていたんだとか。
でも当時はあくまでも子供用のおやつで、食事と言える物ではなかったようです。
広島風お好み焼きは京都生まれなの?
広島風お好み焼きは京都生まれのお好み焼きと焼き方が似ています。
では広島風お好み焼は京都生まれなのでしょうか?
実は、第二次世界大戦が深く関係しているようです。
昭和20年8月6日。この日原爆の投下により広島の街は一瞬にして廃墟となってしまいました。
焼け野原となった広島では食べる物がなく、人々は食糧難に苦しんでいました。
アメリカの進駐軍が小麦粉の配給活動を行なっていたのですが、元々日本の主食は米。
小麦粉を食べる習慣がなかった為強い違和感を覚え、何か良い調理法はないかと考え抜いたあげく思いついたのが京都の一銭洋食だったそうです。
大阪風お好み焼きは何で混ぜ焼きなの?
実は私、大阪出身と言っておきながら大阪風お好み焼きがどのようにして生まれたのかは無知でした・・・。
大阪風お好み焼きは、小麦粉、キャベツ、卵などの材料を全部混ぜちゃいます。
その上に、ソースとマヨネーズと青のり、鰹節を乗せた豚玉味が定番です。
そんな大阪風お好み焼きはどのようにして生まれたのでしょうか?
原型となったものは中国の煎餅(せんびん) 。
これは小麦粉と水で溶いたものを平らに伸ばして焼いた非常に単純なもの。
今のお好み焼きのように生地とキャベツをよく混ぜてから焼く、というものではなく、クレープ状にして焼いた煎餅(せんびん) で野菜を包み食べるという習慣ができていたようです。
第二次世界大戦の後は大阪も、当時の広島のように食べるものが無く困り果てていました。
小麦粉を水で溶いて焼いたものにソースをかけて食べていたのですがそれでは空腹が満たされないという事でキャベツでかさ増しして空腹をしのぐようになったんだとか。
そこから手軽で簡単に作ることができるお好み焼きが出来たと言われています。
元祖 広島風お好み焼き
現在の広島風お好み焼店の元祖と言えるのは戦後の新天地広場に集まったお好み焼の屋台。
当時のお好み焼にはまだ、そばやうどんなどの麺類は入っていませんでした。
ある屋台の主人が、たまたまお好み焼と焼そばを合体させた物を販売してみようと思いつき、それがきっかけとなって他の屋台でも売るようになったんだそうです。
広島のお好み焼きが、まさか京都とアメリカが関係していたなんて・・・意外ですよね。
正直に言うと、少し複雑な気持ちになってしまいました。
今や世界中から訪れる観光客に愛されている広島風お好み焼き。
過去の出来事を美味しい味に変えて笑顔溢れる未来を作る、そんな健気な広島風お好み焼き。
ますます大好きになりました。
広島風お好み焼き
薬研堀 八昌
〒114-5623 広島県広島市中区薬研堀10-6
082-248-1776
営業時間
平日/16:00~22:30(L.O 22:30)
日曜日/16:00~21:00(L.O 21:00)
定休日/月曜日、第1・3火曜日
☆4名様以上で予約受付可能
交通手段/広島電鉄宮島本線「銀山町」より、徒歩10分ほど