タコスには育毛効果や自殺防止作用があるって本当?!
投稿日:2020.02.21
タコス食べたことありますか?と聞かれて「はい!」とまっすぐ手を挙げられる人ってそんなにいないんじゃないでしょうか?
ナチョスとか、トルティーヤとか、似たようなものは食べたことあるけど何を食べたかあまりよく覚えていない、そもそも違いが分からない、という人も多い気がします。
タコスの名前の由来って?
タコスの名前の由来には二つの説が!
●ナワトル説
一つ目は"taco"はナワトル語の"tlahco(中間)"から来ている、という説です。
これは「トルティーヤの皮の真ん中に具材を置く」という意味から来ていると言われています。
●ダイナマイト説
二つ目は"taco"はメキシコの銀鉱山のダイナマイトから来ている、という説です。
“taco”とはもともとダイナマイトを包む紙片を意味する単語だったそう。
それが転じて、からーい具を巻いた食べ物を"taco"と呼ぶようになった、という説です。
●豆知識
タコスって実は複数形なんだそうです!
メキシコでは、taco=1個 tacos=2個以上なんだそう。
同じ発音でも日本語では全く違う意味になるので面白いですよね。
タコスの歴史
その歴史は遡ること今からおよそ6000年前のこと。
メキシコ中央高原の農耕集落の先住民の人々が、携帯食としてトルティーヤを重宝しておりました。
中にフリホーレス(塩茹でしたいんげん豆)や、チレ(唐辛子)などをはさんで食べてんだそう。
それがタコスの起源と言われております。
その後、トルティーヤを主食とするタコスを含むメキシコ料理はマヤ文明・アステカ文明と古代先住民族の食文化を支えていたようです。
その当時は具材として豆や野うさぎ、七面鳥、そして昆虫をも包み込んでいたんだとか・・・!
1519年のスペインの入植後、元々メキシコにはなかった豚や牛、羊などが具材として使われはじめました。また、これをきっかけに家畜という文化が広まったそうです。
さらに玉ねぎやニンニク、コリアンダーなどの野菜が持ち込まれ、現在に至るまでメキシコのタコス文化を形成して行きました。
アメリカでも人気のタコス
ブームはいつから始まったの?
1905年「チリ・クイーン(Chili Queen)」という名前の屋台がロサンゼルスでタコスを売り始めたそうです。
発案者はメキシコからアメリカにやってきた炭鉱労働者や鉄道労働者。
お祭りの開催に併せて屋台でタコスを売り一儲けしよう!とやって来たようです。
この時チリ・クイーンが売ったスパイシーなタコスをアメリカ人は珍しく思いました。
また、屋台でタコスの売り子として働いていたメキシコ人女性の「エキゾチックさ」と合間って人気となったんだとか。
西洋人が東洋人に感じる「オリエンタリズム」のようなトキメキをメキシコ人にも感じていたのかもしれないですね。
タコスは日本でいう「おにぎり」?!
タコスの懐の深さを表すように、実際タコスの具は「なんでもあり」なんだそうです!
日本人がおにぎりの具材に何でも入れてしまうように、メキシコ人はタコスの具材に何でも入れちゃいます。
玉ねぎや炭火焼の鶏肉などはもちろんの事、焼きバナナやトウモロコシ、ウニや貝など何でもOK(笑)
みなさんのお好みの味を見つけて組み合わせてみてはいかがでしょうか?
タコスになくてはならないものそれは・・・サルサソース!
極めつけは備え付けのチレやサルサ。
サルサは緑色のソース(ベルデ)と赤色のソース(ロッハ)の両方が基本だそうです。
サルサソースは一見、食事のお供のような位置づけに捕らえられがちですが、実はとても大切なんです。
各家庭ごとにサルサのレシピがあるくらい、メインとなるタコスより重要だったりします。
この野菜をたっぷりと使ったサルサソースが、その辛味成分であるカプサイシンとともに、心臓病の抑制や、さらに育毛効果もあると言われています。
なぜ育毛効果があるの?
毛髪の成長にはインスリン様成長因子というアミノ酸からなる物質が不可欠。
カプサイシンは知覚神経を刺激することで、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)という物質の放出をうながしますが、このCGRPが毛根におけるインスリン様成長因子の産生を盛んにすることが明らかになりました。
研究を進めているのは名古屋市立大学の岡嶋研二教授らの研究チーム。
報告によると、まず動物実験でカプサイシンの摂取によって毛根にインスリン様成長因子を増やすことが確認できたようです。
さらに実際に薄毛で悩んでいる被験者(約50名)にカプサイシンと大豆イソフラボンを毎日継続摂取してもらったところ、なんと約80%の人に明らかな育毛・発毛効果があったんだそう!
ここでポイントになるのは、大豆イソフラボンを合わせて摂取すること。
知覚神経を刺激しているだけだと、やがて神経内のCGRPは枯渇してきてしまいます。
そうなると、いくらカプサイシンを摂取しても肝腎のインスリン様成長因子は残念ながら増えません。
実は、このCGRPを増やす働きが女性ホルモンにあるんだとか。
そこで女性ホルモンと似た作用を発揮することで知られる大豆イソフラボンを代わりに摂取するということなんです。
専用のサプリメントも出ていますが、通常の食品からでも効果は期待できるようです。
タコスを食べて育毛効果もあるなんて、辛いもの好きには朗報ですよね♪
さらに、サルサソースの成分であるカプサイシンのおかげでメキシコ人の自殺率が低くなっているとも言われているんです。
そういえば、メキシコという国では、自殺率が世界一低いことが統計上でも広く知られていますよね!
その理由がこのサルサを多量に食すことだとも言われているなんて、タコスって魔法の食べ物みたいですよね★
国の料理を知ることでその国の文化背景なども知れて面白いなあ♪
ここまで書いていたらお腹が空いて来たので、タコス屋さんに行って来ました(笑)
広島の宇品に2020年1月にオープンしたComer Mucho(コメルムーチョ)「たくさん食べる」という意味だそうです。
サボテンたちがお出迎えしてくれました。
先月お店がオープンしたばかりとのことで、たくさんの人で賑わっていました。
内装もオシャレ!!
まるでメキシコにいるかのような空間です。
バーカウンターとテーブル席、両方あるのがイイナと思いました♪
灰皿もユニーク!
私はこちらを頼みました!
初めて見る種類のタコス・・・!パイナップルとたまねぎって意外と合うんですね。
絶妙なお味にビールが進みます。
タコスに合うビール!アメリカのmiller!
メニューには載っていないそうですので、お店のスタッフにお声掛けしてみてくださいね。
こちらは女性に人気の自家製ハイビスカスサワー!
ハイビスカスにはクエン酸、ビタミンC、抗酸化物質、ミネラルが豊富に含まれているので健康にも美容にも良さそうです!
アルコール抜きのハイビスカスソーダもあるみたいなので、アルコールが苦手な方やお子様も楽しめそうですね。
オーナーの方は美味しいタコスが作れるように修行し、今も熱心に勉強を続けられているんだそうです。
タコスに対するオーナーの愛が詰まった空間。とっても元気がもらえました。
オープン記念のTシャツもオシャレ。
こちらのステッカーもいただいちゃいました。
見た目もおしゃれな異空間レストラン。
まだまだ寒いですがお酒のせいか体がポカポカでした(笑)
テイクアウトのコーナーもありました!
海が近いので夏にはタコスをテイクアウトして海へドライブなんてのも良さそう。
夏に向けてさらにメニュー開発もされるそうですので、これからが楽しみです★
※記事の写真は全て、このお店のお写真をご提供いただきました
メキシカンレストラン
Comer Mucho(コメルムーチョ)
広島県広島市南区宇品西6-2-4
tel.082-569-5223
月曜日〜土曜日 17:00-22:00(L.O)
日曜日 12:00-15:00/17:00-22:00
定休日 木曜日