今話題の新築建売!中古住宅との違いに迫る!
投稿日:2019.12.02
いざ、「マイホームを持ちたい!」と思いはしたものの、一戸建てとマンションどっちにする?新築と中古って何が違うの?と、最初の一歩から選択が迫られます。
マイホームは一生のうちで最も大きなお買い物。妥協して購入することがないように、今回は新築建売と中古住宅の特徴や違いについて、見ていきましょう。
新築建売にはどんなメリットがあるの?
すでに完成している状態で販売されている建売住宅の場合、実際の建物を内見して購入を決められるというのが最大のメリットといえるでしょう。
風通しや日当たり、間取りなど実際に体感することができるので、入居後のイメージがつきやすいのは大きなポイントです。
また、購入計画が立てやすく、気に入った家が見つかればすぐに入居できるので、入居までにかかる期間が短いのもメリットの1つ。
購入を決めてから、不動産業者との契約、住宅ローンの申請などが完了してから引き渡しという手順になるため、すでに完成している場合は最短で1ヶ月、これから着工される場合でも4ヶ月ほどで入居することが可能なので、とてもスピーディーですね。
さらに、生産コストを抑えるために同じ規格で建てられることの多い建売住宅は、一般的には注文住宅より安価でマイホームを手に入れられると言われます。
新築建売にはどんなデメリットがあるの?
お気づきの通り、建売住宅は建物がすでに完成していることが多く、建築プランが決まっているため、間取りや内装、設備などを選んだり、変更したりすることができません。
建築前、建築中の物件であれば、変更にも応じてくれる場合もありますが、追加工事となるためオプション料金を取られてしまいます。
また、同じ規格の住宅を何棟も建てることで生産コストを安くしていることをメリットにも挙げましたが、逆に、同じ分譲地内に同じ外観やデザインの住宅が立ち並んでいるという印象を受けることになるでしょう。
建売住宅が2×4工法であった場合は、リフォームをする際も壁が動かせないことが多く、自由度は低くなリます。
中古住宅にはどんなメリットがあるの?
次に、中古住宅のメリットですが、やはり「価格の安さ」です。
立地など同じ条件で比較した場合、新築よりも2〜5割程度安く購入できると言われています。
同時に、同じ予算であれば、新築住宅より住居面積の広さや最寄駅からの距離など、条件のいいものを選ぶことができるということです。
近年、問題となっている「空き家」の対策として、行政から空き家認定された住宅は、固定資産税が最大で6倍になるという「空き家法」が施行されたことにより、空き家を手放す家主が増えてきました。そのため、中古物件は売り手市場。
このことが背景となり、中古物件の選択肢が広がっています。
また、新築住宅よりも安く購入して、リノベーションを行うことで、新築住宅と同様の住宅性能を手に入れられるため、アクセスや広さなどより良い条件にマイホームを構えることができるのも嬉しいポイントです。
中古住宅にはどんなデメリットがあるの?
一方、中古住宅のデメリットは、やはり建物や設備が古いこと。
物件によっては、大規模なリフォームやメンテナンスが必要になることもあります。
また、耐震基準を満たしていない物件もある場合があるため、購入する際は注意が必要です。
設備が古い住宅は、省エネに対応しておらず、住宅の維持費や修繕費が新築と比べて高めになる傾向も。
さらに、木造一戸建ての場合は20年以上経過している条件によっては、住宅ローン控除が受けられないというデメリットもあるようです。
新築と中古、購入する時のお金はどう違う?
なんと言っても、気になるのはお財布事情ですよね。
新築と中古、一般的には中古の方が安く思われますが、実際はどうなのでしょうか?
物件価格は中古の方が平均4割程度安いという国交省のデータがありますが、住宅の購入には、物件そのものの価格以外に消費税、手数料など様々な諸費用がかかります。
その諸費用には、新築のみ、中古のみにかかるものや、新築と中古で金額が変わるもの、年々価値が変化していくものなどがあり、少し複雑です。
新築住宅の場合、土地・建物の不動産取得税や登録免許税などが軽減されるほか10年間の瑕疵担保が付いたり、建物部分の固定資産税が3年間半額になったりするなど、購入時に優遇されるものもあり、一概に中古物件が安価とも言いにくいのが現状です。
結局、新築物件と中古物件はどちらがトクなの?
新築物件と中古物件の比較は、資金面はもちろん、立地や周辺環境、間取り・設備など、一長一短あるため、どちらがおトク!とは言い切れません。
物件選びで大切なのは、「何を優先したいか」を決めることです。
住みたい地域がある、駅からのアクセスや買い物が便利な生活利便性が高い地域がいい、
教育環境が整ったところがいい、など物件選択で譲れないポイントを書き出してみるとどのように探していけば見えてくるはずです。
物件の「安全性」「資産性」「快適性」などゆっくりと検証して、判断するのが一番です。
どのような暮らしがしたいのかを話し合って、理想のマイホームを手に入れましょう!