お家づくりの依頼先の選び方
投稿日:2020.03.28
家づくりを考え始め、依頼先を選ぶ段階になった時、何を基準に選べば良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
「お得感があるかどうか」を真っ先にお考えの方もいらっしゃいますが、実は他にもさまざまな条件を確認する必要があります。
後悔のない家づくりのために、あなたに合った依頼先を選びましょう!
「工務店」「ハウスメーカー」「設計事務所」それぞれの違いは何?
「ハウスメーカーと設計事務所ってどう違うの?」
「工務店との違いも分からない」
こんな声をよく耳にします。
家づくりを頼むことができるのは、基本的に下記の3つ。
・ハウスメーカー
・工務店
・設計事務所
では、それぞれにどんな特徴があるのかをご紹介していきます。
●ハウスメーカーの特徴
- 耐震性能が高いため安心できる
ハウスメーカーの耐震等級は最高評価である「等級3」であることがほとんどです。
「等級3」とは、災害時の避難所である建物の耐震強度と同じ。
地震大国である日本でも、安心して住むことができますよね。
- どんな家になるかイメージしやすい
ハウスメーカーにはモデルハウスがあり、家のデザインなどの説明を受けることができます。
このため、実際にどんな家になるのかを具体的にイメージしながら家づくりを進められるのです。
「実際に住んでみたらイメージと違っていた」という声も聞きます。
ハウスメーカーを選ぶと、この点は心配しなくて良さそうですね。
- 規模が大きい
大手企業には中小企業にない強みがありますよね。
そのうちの一つは「規模が大きい」という点。
例えば、建築中の家に大きな欠陥が見つかったとします。
そんな時、大手企業ならどんな大掛かりな修復工事も素早く対応することができます。
そういった安心感から、ハウスメーカーを選ぶ方は多いようです。
- 安心はできるけど自由度は低め
住宅会社のなかで最も自由度が低くなってしまうのがハウスメーカー。
実は、ハウスメーカーは標準の仕様がやデザインが決まっているところがほとんどなのです。
その決まっているデザインから大きく外れる仕様を希望するとなると、オプションで選ぶという形になるのでコスト少し高くなってしまう可能性があります。
ただ、この点はメリットにもなるのです。
なぜなら性能は標準で長期優良住宅の条件を満たしているから。
どの面からみても、最低限保証されるレベルは高いと言えるので不安を感じることなく生活することが出来ます。
●工務店の特徴
- 情報が少ないため、見極めが必要
工務店の中には、伝統や天然素材にこだわるところや独自の工法を採用しているところなど、さまざま。
少人数で運営しているため、独自の価値観や長年守られてきたルールを重んじる傾向にあります。
また、定時価格以上の高性能な家を建てるところもあれば、何度も修理が必要な家を建てるところもあり見極めが必要です。
大手ハウスメーカーならネットで検索すると口コミなどの情報が見つかりますが、中小工務店は大手と違って情報が少ない場合があります。
また、ホームページなどで公開されている情報も少ないため、限られた情報から会社の信用、技術力などを判断しなければなりません。
そのためには、住宅の知識に加え、人を見る目も必要になります。
心から信頼できる業者の方でないと安心して家づくりを任せられないため、慎重に選ぶ必要があります。
- 地域密着型
工務店は小規模な会社が多く、営業拠点が複数あるところでも、施工エリアは市内や県内、近隣の県までなど、ハウスメーカーに比べると地域密着色が強いのが特徴です。
ハウスメーカーのようなCMやモデルハウスなどはあまり実施されていません。
また、営業専門の人がおらず、職人気質の担当者と家づくりを進めていくという場合もあります。
工務店の場合は接客態度を重視するハウスメーカーに比べると職人気質な人が多いんだとか。
地域密着型で施工を行う工務店。一度信頼関係を築くことができれば家が完成した後もずっと関係が続くということも多いんだそうです。
- 自由度が高い
ハウスメーカーのように標準仕様が決められているわけではないため、家の設計の際は自由に間取りやデザインが決められます。
ただ、経験がないと施工が難しいので、実績のない仕様を要求することには安全な家を建てる上でかなりのリスクが伴います。
自分の理想に近い家を建てている実績のあるところを選ぶことが重要なポイントです。
●設計事務所の特徴
- 施工までの安心サポート
建築士の仕事には、設計だけでなく、設計どおりにきちんと施工されたかという完成まで徹底して監理してくれます。
- 自由度が高い
設計を考え、それからそれを実現可能な工務店を探してくれるため、難しい建築条件であったり、工法にこだわりがある場合も安心して設計事務所に任せることができます。
- 希望を重視した家づくり
住居者の希望を一番に考えてくれるため、満足のいく家づくりが出来ます。
設計料が決まっているため会社の都合を押し付けてくることがないのです。
予算を伝えればその範囲で出来る限り住居者の期待に応えようと努め、色々なアイディアを提案してくれるため楽しく満足のいく家を設計できます。
注文住宅の場合、立案から竣工までの期間は一般的に半年~数年かかります。
住宅は住んでからのメンテナンスも大切なので、その後の付き合いも考慮すると、その家に住み続ける限り、家づくりを依頼した会社とは付き合い続けていくということになりますよね。
家づくり中はもちろんですが、住んだ後もいい付き合いをして行くために、担当者との相性を見極めながら、本当に自分に合った家づくりのパートナー探しができるかどうかという点が一番大切なポイントではないでしょうか。
こんな人におすすめ!性格別セルフ診断
ご自身がどこに注文住宅を依頼すれば良いのか、チェックリストをもとに診断してみましょう。
【Aタイプ】
- プライベートでは一人で行動することが多く、どちらかというと人付き合いが苦手
- 普通だね。と言われるのは心外
- 自分の好きなものしか置きたくない!ボールペン一つもこだわりがある
- ライフスタイルに強いこだわりをもっている
【Bタイプ】
- 洋服などを選ぶとき、流行やブランドよりも自分に合った物を選びたい
- 仕事が忙しく、細かいことを考える暇があまりないけど日々の生活の中で自分だけのこだわりがある
- 仕切るのが苦手。いくつか候補をあげてもらってその中からベストなものを選択するタイプ
【Cタイプ】
- とにかくスピード重視!遅いとイライラしてしまう
- でも決断が苦手。 誰かに決めてもらった方が気持ちが楽
- 普段から冒険しない。買い物するときも大手メーカーだと安心感がある
あなたはどのタイプでしたか?
では、どの依頼先が合うのか診断結果を見ていきましょう。
Aタイプの方は建築設計事務所
Bタイプの方は工務店
Cタイプの方はハウスメーカー
自分の気に入ったものしか周りに置きたくなかったりライフスタイルすべてにこだわりを持っているという方は、やはり建築設計事務所がオススメです。
堅実で「大手」であることに安心感を持つ方や待つのが苦手だったり、細々としたことを決めるのが面倒な方はハウスメーカーが良さそうですね。
普段からシンプルなものが好きで、人付き合いが好きという方は、地域密着型の工務店が合うかもしれません。
家づくりの依頼先を決めるためには、自分に合った依頼先を選ぶということが重要になります。
そのためには、自分の性格と相性のいいのはどの依頼先なのか、またどのような住まい方をしたいのかをしっかりと考えること。
その上で、「自分たちのライフスタイルに合う間取りが実現できるか」「期待する性能が達成できるか」「予算は希望内に収まるか」といった観点で検討してみましょう。
もう少し詳しく聞きたい、まだちょっと不安があるという方は、ただいま無料でお家づくりに関する相談を承っております。
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