予算内で理想のマイホーム☆新築の費用を最小限におさえる方法3選!
投稿日:2020.01.08
新築の家を建てるにあたり、予算内で建築費用をおさめる必要がありますよね。
予算は無制限!であれば最高だし、こんなときこそ、宝くじが当たらないかな?と熱望してしまいます。
しかし、ここでは、現実的に新築をコストダウンする方法について考えていきましょう。
建物の造りや屋根の種類によって費用が削減でき、メンテナンス費用も節約できます。それって、一体、どのような家なのでしょうか?
シンプルな総2階はコストパフォーマンスが高くメリットもたくさん!
「総2階の家」というのは1階と2階が、同じまたは、ほぼ同じ面積の造りの建物になります。とてもシンプルな形で、一見箱のような真四角の形の家です。
建物のバランスが良いので、地震の横揺れや台風の強風にも強く、耐震性があり災害にも強い家となります。
また、足場が少なく、2階への侵入が困難の為に防犯面が強化でき安心です。
断熱性・気密性にも優れているので、光熱費の節約も!断熱性は、断熱材の量だけで決まるのではなく、建物の形状にも大きく関係しているのですね。
また、外壁面の凹凸がないので、材料費も節約でき、また工期も短縮できるために人件費の削減にもつながります。
ここまで色々とメリットをあげると「たくさんのメリットがあるけど、デメリットもあるのでは?」と思いますよね?「総2階の家」のデメリットは、デザイン性に欠けて、単調さが感じられるということです。
しかし、外壁の色をツートーンにしたり、一部はスリット窓を採用し、窓の大きさ変えたり、配置を工夫することにより、シンプルさを生かしたオシャレな家にもなります。
施工手間の少ないシンプルな形の屋根をチョイスする!
新築の費用をおさえるには、施工手間が多い屋根を選択しないことも重要です。
施工手間の少ない屋根の種類は、切妻屋根(きりづまやね)と片流れ屋根(かたながれやね)になります。
まず、切妻屋根の形状は、2つに折れた一般的な屋根の形です。構造がシンプルなので、使う材料が少なく、また作業も早く終わります。雨水を素早く排水でき、雨漏りもしにくい屋根です。
デメリットは、太陽光パネルを付ける場合、屋根の向きが東西だと、発動効率が低くなってしまうことがあげられます。
一方、片流れ屋根は、1面だけの屋根になり1方向に傾斜がある形状になります。こちらの屋根も構造がシンプルで、雨漏りがしにくく、1面だけの屋根になるので雨どいの数も少なくてすみます。
南側だと太陽光パネルの発動効率も、とても良く、また、近代的なデザインで近年、人気の屋根です。
片流れ屋根は切妻屋根よりローコストとなりますが、勾配が急な形にしてしまうと、施工のときに足場が必要となるので、逆にコストアップしてしまうことも!
屋根材の種類は、大きく分けると、スレート、金属、瓦になり、現在、日本で最も多いのはスレート屋根となっています。
スレート屋根は2種類に分けられて、化粧スレートと天然スレートがあります。天然スレートの場合は、加工も技術が必要となり、とても値段が高くなります。
化粧スレートは、工業用品のため、品質も均一化しているので、加工も最低限で良いので、施工費が安くなるのが特徴です。化粧スレートの寿命は、20~25年ほど。メンテナンスもしやすく、修理費用も安くなります。
建物の凹凸を少なくし外壁量を減らしコストダウンを実現する!
建物の凹凸が多くなると、基礎工事も複雑になり、その分、コストが上がります。
凹凸の分だけ、外壁の表面積が大きくなり、柱の数が増えることにより、それに比例して下素材、仕上げ材などの材料やコーナーの処理、施工の手間も増えていきます。
特に、コーナーの建材は、フラットな面に使うものより、値段が高くなります。コーナーと外壁量を少なくし、建物の形をシンプルにすることにより、家のコストをおさえることができます。
まとめ
予算内で、理想のマイホームを実現するには、家づくりにおいてこだわり部分とこだわらない部分を明確にしメリハリをつけて、優先順位をつけることが大切です。
私の憧れのマイホームは、中庭のある、広い平屋のお家です。階段が無いので、生活動線も少なく便利で、老人になっても住みやすいところに惹かれました。
しかし、平屋のお家は、2階だての家より、広い敷地面積が必要となり、基礎や屋根の総面積も増えるので、必然的にコストがかかりますね。しかも、中庭をつくるとしたら、平屋の外壁量の面積も相当なものになるでしょう。
あ~、宝くじ当たらないかな?いや、もっと、現実的に考える必要がありますね。