家づくりの費用は?予算決めの失敗談まとめ!
投稿日:2020.03.10
注文住宅を建てたいけど、失敗したらどうしよう。家を建てた人はどんなことで後悔するのかな?
こんな風に不安な気持ちを抱えたままだと、家を建てるのを躊躇してしまいますよね。
こうしておけばよかった、想定外だった、といった後悔をなくすために、他の方の失敗事例から学び、上手にプランを立てていきましょうね。
予算決めの失敗談
Aさん「オープンルームで即契約してしまった」
家を購入しようかなと思い、たまたま近くで開催されていたオープンルームに行った。
その日のうちにそこで契約してしまい、はじめに予定していた額より大幅に費用がかさんだ。
大きな買い物なので、手間がかかったとしてもじっくり相談して決めることが何より大事だと思った。
Bさん 「部屋が余ってしまった」
新婚の時、子供3人を想定して家を建てました。でも結局夫婦2人と子ども1人で、2部屋が余ってしまったんですよ。
余った部屋は、物置になってしまいました。この2部屋に対してもお金を支払っているのか・・と思い後悔しています。
この部屋を作ったせいで、そのぶんリビングとダイニングが狭くなってしまったんです。家を建てる前に、「最初はできるだけ仕切りのない空間設計をして、将来家族が増えた時には部屋を仕切って増やす方法もある」と教えていただいていたのですが、その時は全く聞き入れませんでした。
Cさん「通勤時間が長すぎて・・・」
予算を重視して家を購入し、予算にとことんこだわったおかげで満足のいく家が完成した。
ただ、通勤時間が2時間くらい。毎日うんざりする。
予算を重視するあまりに、通勤時間について考える余裕がなかった。色々考えた結果、今年の暮れには仕事場の近くに引っ越すことになった。
Dさん 「あれ・・?狭い・・・」
家を決める前に土地を見に行きました。
隣が空き地だったのでなんとなく広く感じたのですが、実際に家を建ててみると、あれ・・?思っていたよりも狭かった。
素人目には結構大きな土地だなと思っても、仲介の担当者にどれくらいの大きさの建物が建てられるのか土地の広さを確認して貰えば良かった。
家族が増えたのでリフォームして部屋を増やし、はじめに考えていた予算の約2倍の費用がかかった。
Eさん 「営業トークだと思って聞き入れなかった結果・・・」
複数の会社から相見積もりをもらって、適正な工事金額と思われる会社と出会うこともでき安心していました。
担当の方から提案されたプランの一つを営業トークだと思い、出費を抑えるために聞き入れませんでした。
その結果、家が建った後に再補修になってしまったんです。
前回聞き入れていれば・・・と勝手に軽率な判断をしてしまったことを後悔しました。
Eさんのような経験のある方は意外と多いんだとか。
営業トークの可能性ももちろんありますが、そうだと決めつけてしまうことによって将来高額な費用がかかってしまう場合があります。
かといって提案されるプランをそのまま鵜呑みにするのも気が引けますよね。
私なら、こういう時に知識のあるスタッフが間に立って相談を聞いてくれたら・・・と思ってしまいます。
マイ窓なら、工務店とお客様の間に立って、中立な立場からアドバイス!
こういった失敗を避けるためにもぜひ一度相談してみてくださいね。
ライフプランの重要性
住んでみると仕事場から遠く毎日の通勤がしんどかった、家族が増えて部屋が足りなくなった、といったケースは少なくないようです。
そうならないために、自分に合ったライフプランを立てましょう!
「人生の3大資金」と呼ばれる「住宅資金」「教育資金」「老後資金」。
しっかり考えてみると大きな漏れを防ぐことができるので安心できますよ。
ライフプランを立てることのメリット
- 時系列で大きな支出が把握しやすくなる
- 住宅購入の計画がスムーズに立てやすくなる
- 結婚している場合、夫婦での目標設定、共有が可能になる
- 節約や貯金のモチベーション維持につながる
- 将来に対する漠然とした不安がなくなるため精神的なストレスが減少する
- 生命保険の必要額がわかりやすくなるため保険の設計に役立つ
ライフプラン表を実際に作ってみると、これから人生がどのように移り変わっていくのか、しっかりと把握することができますね。
一時的に赤字になってしまう期間があるけれど、その後に挽回できるから安心、など、客観的に判断ができるため、不安や焦りを必要以上に感じることがなくなりそうです。
また、高額なものを買う場合、いくらの支出までなら家計を破綻させずに買うことができるのか、冷静な判断も下せます。
より良く生きていくために、あなた自身に合ったライフプランを描いてみてはいかがでしょうか。
住宅ローンが払えなくなったら?
ライフプランを描く上で、予想外のことが起こった場合の対処法を考えることも必要になってきます。
特に住宅ローンはほかのローンと異なり金額が大きく、2年や3年で完済できるものではありませんよね。
ほとんどの場合、約10年~35年間にわたり支払いが続きます。
安定して返済していくことに不安になってしまうのは当然のことですよね。
昨今は低金利ということもあり、マイホーム購入時に住宅ローンを利用する方が多いそうです。
ただ低金利とはいえ、住宅ローンを利用するということはお金を借りることになり、毎月支払いをしていく必要がありますよね。
住宅ローンの支払いが厳しい・・・そうなる前にできる対策4つ!
- 支払いに余裕ができるまでは夫婦共働き
- 不要な生命保険などを解約する
- 車を売る(税金や保険料を減らすことができ、利益が出れば資金にもなる)
- 光熱費や通信費など固定費を節約する
ただ、このような対策をしても住宅ローンを払い続けることが厳しい、という場合もあるかもしれません。
今回は、住宅ローンを万が一支払えなくなってしまったらどうなるのか、また滞納した場合の対処法などについてご説明します。
万が一住宅ローンが支払えなくなった場合に備えて、できることを確認しておいて下さい。
家を手放したくない!でもローンの支払いは続けられない。どうすればいいの?
住宅ローンが支払えないからといって、子どもの学校事情などさまざまな理由から現在の住宅を手放したくないと考える方もいらっしゃいますよね。
支払えないからといってキャッシングやカードローンを利用して返済していこうとしたり、支払いの催促が来ても無視をしてしまうことはNGです。
キャッシングやカードローンでお金を借りれば一時的に支払えるかもしれませんが、それに伴うリスクはとても大きいもの。
高い金利で借金がどんどん増えていくだけなので注意が必要ですよ。
また、金融機関から催促が来ているのにも関わらず無視をしてしまうとブラックリストに載ってしまい、社会的信用に関わります。
万が一、住宅ローンが支払えなくなったとしても上記のような対応は避けましょう。
では住宅ローンを支払えないけれども、住宅を手放したくない・・・
そんな場合の対処法をいくつかご紹介します。
●リースバックをする
住宅ローンを支払えなくなった場合、売却した自分の家を賃貸として住み続ける「リースバック」という方法があります。
リースバックは一度誰かに売却して、その買主に家賃を支払いながら住み続けるというものです。
実は、最終的に資金ができれば買い戻すことも可能なんだそう。
リースバックのメリット
- 子どもの学校の学区が変わることがない
- 引越しをする手間が省ける
- また売却したことを近所の人たちに知られずに済む
リースバックのデメリット
- 所有権を持つことはできない
- 住宅ローンの支払いがなくなる代わりに、毎月の家賃の支払い
- 売却後に住宅ローンの返済が残ってしまった場合、住宅ローンの返済と家賃の二重払いが発生する
- 最終的に買い戻しする場合には価格が高くなる
●親子間売買、親族間売買
こちらは文字通り親子間で売買するという方法です。
どういったメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
親子間売買のメリット
- ずっと住んできた家に住み続けることができるため引越しが不要
- 緊急事態の際にも「もう一つの家がある」という安心感が得られる
親子間売買のデメリット
- 貸してくれる金融機関が少ない
- 子どもがマイホームを購入するときに住宅ローンが組み辛くなる
- 親子間でのトラブルになる可能性がある
もしどうしてもこの方法で何とか住宅を維持したい、ということであれば経験豊富な専門家に相談した方が良いかもしれません。
●個人再生を検討する
個人再生では「住宅ローン特則」というものがあるのをご存知でしょうか?
住宅ローンを支払うことを条件にすることで、住宅を手放すことなく借金を減額することができるんです。
ただ、利用するには住宅ローンの借り入れであること、個人再生を利用する人の所有する住宅であること、などのいくつかの条件がありますので事前に確認が必要です。
●任意売却をする(住宅を手放す)
住宅ローンを支払えなければ、最終的には競売にかけられますが、そうなる前に任意売却をするという方法があります。
任意売却をすることで借金がなくなるわけではありませんが、競売ほどは売却価格安くなることはまず無いのだそう。
任意売却では、交渉によっては引越し代が出るなどのメリットもあり、いい形で売却することも期待できるようです。
もし任意売却ができない場合は競売にかけられますので、住宅を手放してもいいということであれば、早めに任意売却を検討することがオススメです。
どの対策も住宅ローンを滞納してしまう前に早めに検討してみましょう。
自分たちだけではどうしたらいいのか分からない場合は専門家に相談し、早めに対策をすると、意外な解決策が見つかるかもしれませんよ♪