藤堂高虎
投稿日:2020.03.22
マイホームの窓口祇園店 溝渕です。
以前、戦国武将の建築に関して「墨俣一夜城」を建てた、豊臣秀吉さんを紹介いたしましたが、戦国武将には他にも色々な「建築家」がいらっしゃいますので少しご紹介を…。
藤堂高虎さんです。
簡単にご説明を…。
最初は「浅井家」に仕え、後に「豊臣家」に。
関ヶ原の少し前には「徳川家」に仕えるという方ですが、築城の名手として知られています。
愛媛の今治城、宇和島城、京都の二条城等が有名ですね。
自ら築城の陣頭指揮を執る「職人さん」でもあったという話です。
この方は当時の築城を変えた方で、それまでは「望楼型(ぼうろうがた)天守」という手間がかかる割には強度に難のあるものを「層塔型(そうとうがた)天守」という、プレハブのように規格化された部材を組み合わせ、強度・コスト・工期を大幅に短縮する方法を編み出した方です。
「墨俣一夜城」のアップグレード版みたいのものでしょうか。
この工法が編み出されて以降、日本の築城はこの「層塔型天守」が主流となっていきます。
藤堂高虎さんは、築城も素晴らしかったのですが、「街づくり」にも先見の明があり、「関ヶ原の戦い」のすぐ後に今治城を築城しますが、平和な世の中を見越し、経済的に発展しやすい様、街路を整備し、あえて戦時に責められやすい平地に築城しました。
この物流に配慮し、経済的に発展しやすい街づくりは江戸城下でも踏襲されました。
当時からすると、かなり先進的な思考の持ち主であった事が伺い知れます。
革新が発展を生んで来た様に、現代建築も日々発展しています。
新しい考え方によって、様々なライフスタイルに合わせた家づくりが出来る様になりました。
少しでも多く、皆様に色んな家づくりをご紹介できれば幸いです。